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第0168話 堀川の人形山車

堀川集落

 堀川は、地名が示すように鵠沼本村の南端に位置し、現在は鵠沼地区最大の町内会「堀川郷友会」が旧納屋(なんや)集落を含んでいるが、元来はずっとこぢんまりとした集落だった。
 堀川の明治初期の戸数は21戸と少なく、姓別では淺場9戸、葉山・宮崎各3戸、板橋・竹内各2戸、田中・渡邊各1戸と、かなり姓が少ないのが特徴である。

堀川の人形山車

 堀川は、祭礼の人形山車参進では九番山車と、しんがりを務める。
 人形の仁徳天皇は束帯を着用した姿で、勾玉の襟飾りを掛ける。左手に笏を持ち、右手を額にかざす。
 また、化粧幕の1枚には「明治41年(1908)8月吉日田安製縫嘉工」とあり、もう一枚には「昭和4年8月新調、東京山本謹製」とある。
 制作年代は1908年(明治41年)頃で、転倒破損で造り替えたものといわれ、元来のものは他と同様に明治20年代だと思われる。壊れた古い山車は、辻堂東町に譲られ、改修されて現存するという。
 堀川の人形山車の概要をまとめてみると、次のようなものである。
  • 進行順:九番
  • 形態:三層式素木造り
  • 人形:仁徳天皇
  • 総高:7.6m
  • 人形高:1.9m
  • 制作年:1908年(明治41年)頃再建
  • 技工師:松井粂三郎(腰越、現松井工務店)
  • 彫刻師:後藤軒茂正(川崎)
  • 人形師:福田屋人形店(本町)
  • 幕縫製:東京山本
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鵠沼を語る会 副会長/鵠沼郷土資料展示室 運営委員 渡部 瞭

[参考文献]
  • 伊藤節堂:「神明さまの祭り―鵠沼・皇大神宮の人形山車」『鵠沼』第12号(1983)
[参考サイト]
 
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