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第0319話 小松製作所

関東特殊製鋼の前身

 現在、辻堂駅の北側は《湘南C−X(シークロス)》と銘打った再開発が行われている。ここは2004(平成16)年に都市基盤事業公団に売却され、2010(平成22)年10月27日に解散した関東特殊製鋼竃{社工場の跡地である。
 この関東特殊製鋼が鵠沼で呱々の声を上げたことを知る人は少ない。
 1932(昭和7)年7月10日、鵠沼の大東に《小松製作所》の名で創業した。小松製作所というとブルドーザーなど建設用重機の世界的メーカーが知られているが、それとは関係ない。
 最初はごく小規模な町工場だったが、1936(昭和11)年に住友金属工業鰍フ傘下に入り、社名を《小松熟練工業梶tと改め、さらに1938(昭和13)年に《関東特殊製鋼梶tと改めて、鵠沼から辻堂に移転したのである。
 従って鵠沼の工場は6年ほどしかなく、どのような規模であったかの資料や写真も見つけていない。
小松製作所年表    
西暦 和暦 記                        事
1932 昭和 7 7 10 小松製作所、鵠沼大東に工場を建設して創業
1936 昭和11 10 1 小松製作所、住友金属工業鰍フ傘下に入り、小松熟練工業鰍ニして再発足→辻堂移転を計画
1937 昭和12     藤澤町長大野守衛の斡旋により、辻堂駅北側一帯に工場敷地を選定する
1937 昭和12 12 小松熟練工業梶A辻堂工場を神奈川県高座郡藤沢町大字辻堂字初タラ1,110番地に着工
1938 昭和13 7 小松熱錬工業梶A関東特殊製鋼鰍ノ商号変更
1938 昭和13 10 14 辻堂工場、神奈川県高座郡藤沢町大字辻堂字初タラ1,110番地に竣工
1938 昭和13 12   本社が辻堂工場と同地に移転
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鵠沼を語る会 副会長/鵠沼郷土資料展示室 運営委員 渡部 瞭

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