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プロフィール荒木襄太郎(あらき じようたろう 1917-2001)は洋画家 東京市北品川生まれ。【学歴】京都帝国大学 湘南中学(現湘南高校)3年に編入と同時に藤沢の住民となる。京都帝国大学(現京都大学)卒業後、現在のみずほ銀行に入行する等、当時としては恵まれた道を歩みながら、健康を害し、退職。叔父にあたる洋画家、岡田謙三のすすめもあり、画業を目指すようになる。 その画風は、岸田劉生(1891~1929)やイタリアのG・モランディ(1890~1964)から強く影響を受け、長い時をかけて優しくおだやかな色を重ねている。何でもない茶器や日用品、果物…それらが静かに呼吸し、内省的であった作者に代わって会話をしているように感じられてくる。 荒木氏は自らの絵を、「いかに生きるか」という、自分の生き方の根本に据え、絵画に取り組む姿勢を貫き通した。平成13年(2001年)、84才で死去したが、その作品は藤沢市展、藤沢市美術家協会会員展等、ごく限られた場においてしか、発表されていない。 藤沢市美術家協会会員。 2003年2月藤沢市30日美術館で「荒木襄太郎展」が開催された。 鵠沼とのゆかり鵠沼桜が岡4-6-1の自宅の一角を「芙蓉庵(ふようあん)」と名付け、畑仕事をし、聖書を読み…克明に綴られた日々の日記や数多くの自画像からは、画家としての自分を真摯に見つめ、繰り返し疑問を投げかけていた姿が浮かび上がってくる。 |
E-Mail: |
鵠沼を語る会 副会長/鵠沼郷土資料展示室 運営委員 渡部 瞭 |
[参考文献]
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