| ごあいさつ |
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神奈川県立鎌倉高等学校の「スキー山岳部」は、今を去ること５３年前の１９５５年４月に結成されました。 山岳部は多くの高校にありましたが、競技スキーと併設されている例は珍しいといえましょう。 当時はスキー人口も少なく、県内の高校で他にスキー部を持つところは慶応高校と法政二高しかなく、県立では唯一のスキー部でした。 ２年生に北海道育ちの福田選手がいて、結成年度の冬には県大会の回転で優勝、冬季国体に出場するという快挙を成し遂げました（国体では４２位）。 以後、次第に登山が活動の中心となり、夏には日本アルプス、四季を通じて丹沢を歩いてきました。 時には積雪期の北アルプスを狙ったりもしましたが、文部省のお達しにより、それもできにくくなりました。 部誌は「山踏（さんとう＝三等に引っかけた駄洒落）」といいますが、何年かおきにしか発行されていないことからも、しっかりした部ではないことが窺い知れます。 以来幾星霜、どうやら部は存続しているようです。すでに最初の卒業生は還暦を越える歳となり、部がこれまで続いていることは、ＯＢ諸氏にとっても喜ばしいことと存じます。 「ＯＢ会」は１９５８年に結成されましたが、本格的な活動は「６０年安保挫折期」の１９６０年秋からです。 「本格的」と書きましたが、会長や役員を選出したり、会費を取ったり、総会を開いたりはいっさいありません。 月に一度、某喫茶店で例会を開き、暇な奴が集まることを１０年ばかり続けましたが、それもなくなりました。 ある年代のＯＢが共同出資をして、青木湖の近くに山小屋を建てたという話も聞きましたが、詳細不明です。 １９７５年に結成２０周年記念として、それまでの活動をまとめて文化祭に特別展示をいたしました。 以後のページは、その資料を基に作成いたしました。従って、１９７５年後半以降のことは全く不明です。 |
| ＯＢのみなさまへ |
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